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地球ゴマとジャイロ


地球ゴマ

地球ゴマ(遠心力応用科学教育玩具)

遠心力応用科学教育玩具という名前の商品なんです。
そして、「これは精密な玩具・・・」という一文から説明書は始まっていました。ですから「落としたり」「投げたり」「握り曲げたり」しないように。大切に扱うおもちゃです。

 

「おもちゃ」という広義では、ある程度乱雑に扱っても耐えられるのでしょうが、この地球ゴマは正確には精密機械の分野であるように思います(狭義の意味ではおもちゃかも知れませんが)。
(例えば、ガラス製品のインテリアは普通に取り扱えば問題のないものでも、ぶつけたり、落としたりした拍子に割れるのと同じようなことと思います。自分の取り扱いで壊してしまっても商品のせいにすることが多い時代。そのような考えが普通になってしまうと玩具もつまらなくなりますね・・・。)

 

驚きなのが当時からの精密度である。この部分は、製造されていた当時は工場にとっては門外不出らしい。その精度たるや±2/100。こうなると後継者を育て上げるのも容易ではないように感じられる。
戦前の大正10年に地球ゴマが生まれ、もうすぐ1世紀である。残念ながらその技術を引き継ぐ会社の存在は現在の所不明である。是非復活してほしい。

 

地球ゴマを回すことで、いろいろな現象を証明できるとされている。方向を見失うことなく航行するジャイロコンパス技術、大型船が揺れもなく進む(ローリング)技術、安定保持の技術のジャイロスタビライザー、飛行機が一定高度に達したときに使用する自動操縦技術のオートパイロットなどが、地球ゴマで証明(説明)可能である。

 

このようなことは一般的であるが、「日本の豊かな四季、春夏秋冬」も、この地球ゴマによって証明ができる。自然科学の分野帯にまで進出しているところが他の流行の玩具とは異なるところである。

 

昔の古い説明書には、「地球の四季」の項目はなかった。ということは、後に"証明可能"ということがわかったのかもしれない。

 

-地球ゴマで分かる地球のコト-


■地球の傾きが23.4°


66.6°ということもあるようですが、垂直軸の棒を0°として考えるか、90°として考えるかの違いのようなものなので同じですね。

■地球の自転

地球は、23.4°を保ちながら自転(地球自体が回っている)している。24時間で1回りする。

太陽の方向に向くと、日が昇る朝がきて、お腹が空く昼になり、太陽と対峙していない状態になると真っ暗な夜が来る。これが1日の24時間である。

地球の自転

■地球の公転

地球が太陽の周りを回る公転も、地球の傾きは23.4°を保っている。約365日(1年)で1回りする。


その傾いた自転軸の北極側、南極側、どちらが太陽の方向を向いているかで季節がわかる。大雑把に言えば「北半球」と「南半球」で季節がはっきり分かれる。また、日本が四季のはっきりした春夏秋冬に恵まれているのは、地球の傾きとベストな緯度によるものである(もちろん海流、気流の影響もある)。


地球上に夏と冬が赤道を挟んで現れる現象を、日本とほぼ同緯度、同経度のオーストラリアで考えてみることにしよう。


北半球の日本が夏の時期に、南半球に位置するオーストラリアは冬となる。これは地球の傾きが公転しているときも同じく傾き(23.4°)を保ちながら回転していることになる。

 

地球の公転

◆実験してみよう!

地球ゴマの円盤部分の上下(裏・表)が、赤と緑に分かれているので、それを北半球と南半球に見立てておく。上部にバーを設置した回転する台を作り、その中央を「太陽」とする。23.4°に傾けた地球ゴマを「地球」に見立ててバーの先端で回転させ、まず90°ほど動かしてみよう。(公転)


一定の傾き(23.4°)を保ち公転をしているので、北半球と南半球では太陽との距離が変わっているはずである。さらに90°動かしてみる。その太陽との距離の変化が春夏秋冬になる。(近いときが夏、遠いときが冬)
これが一般のコマだと、傾きの角度が変わったり一定を保てないで回転を終えてしまう。さらに地球ゴマだと、コマの回転が長く続くことも付け加えておこう。

 

地球ゴマ 実験

こんな壮大な天文学分野と自然科学の融合を、大胆にも「地球ゴマ」(あくまでオモチャ)で
わかってしまうのだからすごいと思いませんか?

実験!貴重な地球ゴマで遊んだページです。動画もあるので見てね
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