急速充電器とは? PD充電器のすごさ!供給量が最大100W!?
PD(Power Delivery)とUSB-Cとの関係
旭化成名誉フェローの「吉野 彰]氏が受賞したノーベル化学賞でリチウム電池が話題です。 今後はその急速充電とかかわっていくのだと思っています。最近はPD対応と書かれた充電器が多くなりました。
そこで、最近の流れを整理してみます。説明には携帯電話を例に取るのが一番わかりやすいと思います。 個人のモバイル端末の保有状況を見ると、モバイル端末全体(携帯電話・PHS及びスマートフォン)の保有率は84.0%という結果。
(平成30年版 情報通信白書|情報通信機器の保有状況による:総務省)
国民の8割ほどの人が、充電にかかわっていることになります。(複数台所有の人も多いので正確ではありませんが・・・) そこで、近年充電時間を短縮する技術が確立されてきました。
身近なところでは、人気のApple社のiPhoneは、iPhone X/8/8Plusから高速充電の規格の端末を発売しています。 さらに、USB-PDというPD(Power Delivery)の規格も生まれています。モバイルノートパソコンなどに採用されることで、専用のACアダプターを持ち歩くこと無く汎用アダプターで起動します。
これは、これまでUSBケーブルからの供給量が10W程度だったものが100Wの電気供給量の規格でモバイルノートパソコンの利用も可能になりました。また、Androidスマホに採用されているUSBーCで給電や充電を行う高速充電QuickChage3.0があります。端末の充電レベルが0%から30分で50%までという充電規格でQualcomm(クアルコム )社の技術です。
高速(急速)充電それぞれに対応したアダプターが発売されています。この技術はリチュームバッテリーとともに科学しています。この応用に「iPad Pro 10.5」が手持ちにありましたので、ACアダプター充電器USB Cと話題のType C to Lightning ケーブルを繋いでみました。条件にもよりますが、0%から30分で見たところ45%の充電でした。