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サイコロひとつ取ってもこんなにエピソードがある。
サイコロキャラメルと科学!?
北海道のみで復活をしている「サイコロキャラメル」を科学の視点から話題にしてみたいと思います。
サイコロキャラメルと聞いて思い出すのは、少し大きなキャラメルで歯にくっつくやすい。 そんな特徴があったはず。 子供だった頃、食べ終わるとその箱を使ってサイコロという名の通り、サイコロ遊びに興じる。
サイコロが遊び道具だった頃。なんとなく確率を学んでいた。
1の目が3回とか、6の目が4回とか続けてでると、次に振る時に異常な興奮をする。
同じ目が連続して出ると、異様な緊張感と期待が入り交じる。
同じ目が出続けると緊張する。
あのアインシュタインにもサイコロには蘊蓄(うんちく)があった。
最近あまりリアルに使わなくなった「サイコロ」は、あのアインシュタインが言ったとされる「神は絶対にサイコロを振らない。(God does not play dice.)」が印象的だ。
今回の本題とは関係がないのだが、当時アインシュタインは、量子力学を受け入れようとしなかった。「量子のもつれ」のもつれに対する提言。
詳しくは、ブルーバックスから出版されている
『宇宙は「もつれ」でできている 』「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか
ブルーバックス新書 ー 講談社
立方体であるサイコロの「展開図」はいくつある?
それでは、キャラメルに話題を移す。サイコロは、立方体(正六面体)で、現代のようにWebとかイラストなど平面で表現するなら「3D」でその特徴を表現する。今回購入した「サイコロキャラメル」は、写真のような展開図で出来上がっている。
食べたあとの楽しみでもある。サイコロキャラメルの展開
これ以外にも、この立方体は、展開図が成立している。
勝手に「4連タイプ」を名付けているが、6種の共通点が見られる。
黄色と水色の部分が4面と、それぞれその上下に2面が付くタイプ。
そして、同じく「3連タイプ」は、3面を中心に上に1面、下の2面
という特徴のある配列で、これも「立方体」として完成する。
次は、特異なタイプとして2つある。面を1面ずつずらしながら、
2面を3段重ねていく方法と3面を上下2段で左右の端を合わせてしまうもの。
以上、11種類の展開図で構成されているのが、サイコロキャラメルのような立方体である。
それぞれ、共通なのが「正方形」が6つなのは変わらない。
上記の展開図をまとめると、
11種類まとめて覚えようとすると、記憶するのも大変と避けてしまいがちだが、種類分けをして、規則性を色分けしてみると、なんとなく頭に入りやすい。
サイコロキャラメルが、復刻した。
昔、少し大粒でまだ甘いものが少なかった「キャラメル世代」には、懐かしさと同時にその頃の思い出がよみがえる。遊ぶものも少なかったので、ゲームと言えば「パッチ(メンコ)」とか、ビー玉などなど、身体を使った遊びが多かった。
牛乳のふたを集めて、取りあう対戦ゲームにもなる時代、食べたあと「サイコロ」になるパッケージが遊び道具にならないはずはない。
立体を見て、ばらしてみる。そんな楽しみがあるような気がした。道南食品から発売されている「サイコロキャラメル」を大人買い。
子供の頃は、1つ・2つと買って楽しんでいました。
この復活が実現したのは、以前がら明治製菓と付き合いがあった「道南食品」もさることながら、数学脳を育成するという「桜美林大学教授の芳沢光雄氏」の熱い情熱があったあらかもしれません。
道南商品の商品を見てみるとこんなご当地物を発見!北海道179市町村をめぐるサイコロの旅。をモチーフに販売された白い牛乳キャラメル
「北海道179市町村サイコロキャラメル 」
そして、おまけが蝦夷地から北海道と名付けた松浦武四郎の
「新板蝦夷土産道中寿五六(すごろく)」レプリカがついてます。
こんな展開図用意しました。
5センチのサイコロが作る事が出来ます。ダウンロードしてA4サイズでプリントできます。