チェスに挑戦!
チェスは世界で最も普及している盤上競技(囲碁将棋のように盤と駒や石などを使い二人で争うゲーム)です。
世界共通のルールにより、年齢や性別、国籍の違いを気にすることなく、誰もが遊べるゲームです。
チェスは、よく「西洋将棋」と呼ばれますが、チェスの発祥は実は古代インド(東洋)だったそうです。
その後7世紀頃にヨーロッパへと渡り、現在のチェスの基盤となりました。
さっそくトライ!
簡単に遊べるチェス!(超初級編) | |
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8×8のマスで勝敗を決める競技です。スポーツの祭典アジア大会の公式競技になったことでも、頭脳プレーとしての位置づけと、世界共通性を感じます。 チェス盤を前にして、お互いが対峙(たいじ)して6種類のコマを並べます。 |
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右図のように、盤面を図として表示する場合、下側が白(先手)、上側が黒(後手)となります。 白から見て、チェスボードの左下のマスを基点とし、横方向にa、b、c、…、h、縦方向に1、2、3、…、8 とマス目の位置を表す座標が決められています。縦の列のことをファイルと呼び、横の列のことをランクといいます。チェスの棋譜はこの座標を使って表されます。 キングとクイーンは自分から見て一番手前の列の中央に配置します。この時、キングは自分の駒と異なる色(視覚的に目立つためとされる)のマスに、クイーンは自分の駒と同じ色("Queen on her own color"と言われる)のマスに配する。結果として、キング同士、クイーン同士が向かい合う配置となります。 |
それぞれの駒の動かし方 あくまでも将棋のコマに置き換えているのは、覚える時の参考です。将棋のコマよりもたくさんの動きを割り当てられています。そこが醍醐味でもあります。 |
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『ルーク』---将棋では「飛車」 ルークは「戦車」です。将棋でいう「飛車」にあたります。古代の戦車、車輪の付いた塔の形をしています。 進んだ先に味方の駒があった場合は、その手前で止まります。飛び越すことは出来ません。 |
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『ビショップ』---将棋では「角」 ビショップは「僧侶」です。僧侶の帽子の形をしています。 進んだ先に味方の駒があった場合は、その手前で止まります。飛び越すことは出来ません。 |
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『ナイト』---将棋では「桂馬」 こちらは、将棋の桂馬が、前進しかできないのにたいして、後退もできます。 そして、桂馬の動きに「+」して、そのコマの場所から上下2コマ進んだ「左右」と左右2コマ進んだ上下に動いていけます。 ナイトは、移動元と移動先の間に他の駒があっても飛び越すことが出来ます。 味方の駒があった場合、そこへは移動出来ません。 |
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『クイーン』---将棋では「飛車・角」 チェスで最強のコマといわれるのが『クィーン』でしょう。 進んだ先に味方の駒があった場合は、その手前で止まります。飛び越すことは出来ません。 |
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『キング』---将棋では「王将」 キングは「王様」です。キングは最も大切な駒です。 移動先に相手の駒があった場合は、相手の駒を取ることが出来ます。そして、駒を取った場所に移動します。 |
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『ポーン』---将棋では「歩」 『ポーン』は将棋の「歩」に似ています。 ここがやや複雑ですが、「斜め前」相手のコマがあり取りにいくときのみ「斜め」に進むことができます。(図-2) また、将棋の「成り・金」に似たことを「プロモーション」といいます。 アンパッサン |
『チェック』 将棋の「王手」と同じで、あと一手で「キングを取りますよ」という合図です。 |
『チェックメイト』 チェックはキングを守るしかない状態ですので、ここで防ぐ手立てがなければ、チェックメイト終了となります。 |
『ステールメイト』 これはお互いどちらも、動かせるコマがないことがあります。そのときには「引き分け」となりゲームが終了します。 いろいろなコマ取りのテクニックがありますが、チェスは「引き分け」があるゲームです。形勢が不利な負け状況から「引き分け」に持ち込むなどは高度なテクニックのひとつといわれています。 |