
平和鳥はなぜ動き続ける? 推測できるメカニズム

くちばしから顔にかけてのフェルト部分に、手でコップの水を吸収させる。
その手を離すと、お辞儀の姿勢から立ち上がる。
そのとき、フェルトの水分は蒸発する。
この蒸発によりフェルト部分の温度が下がり(気化熱となる)、フェルト部(鳥の上部)の気体(二塩化メチレン等)が冷やされ液体になる。
この温度が下がったことと気体が液体になったことで、フェルト部(上部)の圧力が低くなり、フラスコ部(下部:おしり部分)との間で内部的な圧力差が生まれる。
そのため、フラスコ部(下部)の液体は細い管を伝い、フェルト部(上部)に上昇をはじめる。
フェルト部(上部)に上がった液体で頭が重たくなり、再び水の入ったコップにくちばしを入れて、水を飲むポーズになる。
このように、液体が気化し、気体が液化するのを繰り返して動き続ける。
![]()
![]()
